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サスペンス/スリラー

映画『アンブレイカブル』のあらすじとネタバレ考察【動画フル無料視聴】

この映画はこんな人におすすめ

ヒーローの誕生を見たい方   

 

『アンブレイカブル』の作品情報(監督・キャスト・あらすじ)

映画のキャスト

日本の公開日2001年2月10日
監督M・ナイト・シャラマン
脚本M・ナイト・シャラマン
キャストブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト、スペンサー・トリート・クラーク、シャーレイン・ウッダード、イーモン・ウォーカー
音楽ジェームズ・ニュートン・ハワード

あらすじ

ストーリー    

フィラルディアで起きた列車脱線事故。131人が犠牲になりました。

そんな悲惨な事故で唯一の生存者がいました。彼の名はデヴィッド・ダン(ブルース・ウィルス)。

彼は生存者というだけではなくて、かすり傷一つさえしていませんでした。

ごく平凡な中年の警備員の彼が何故、かすり傷ひとつせずに唯一生き延びたのか?

喜びより悲しみに襲われた彼の元に一通の手紙が届き来ます。

差出人はイライジャ・プライス(サミュエル・L・ジャクソン)という男からでした。

ダンにとってこの男との出会いが彼の日常を変えていきます。

「この映画のここが面白い!」(ネタバレなし)

ユニークポイント

ヒーロー誕生

この映画はアメリカンコミックのようなヒーローが誕生する物語です。

漫画や映画では、ヒーローというものは初めから既にいるものです。

この映画はヒーローが誕生をする過程を描いています。

ヒーローといっても空を飛んだりはしません。変身をすることもありません。ビームも出しません。

ダンは学生時代ではフットボールのスター選手ではあったものの、それからは平凡な暮らしをしていました。

妻と子供をもつ中年のおじさんです。

そんな人間が何故、列車事故で唯一無傷だったのか、どうして、ヒーローにまでなったのか?

観終わった後には、ヒーローが誕生した!と胸が興奮で一杯になります。

ネタバレ解説&考察

映画の解説

才能の開花と自覚

四角い顎はヒーローの象徴。とイライジャは言いますが、ブルース・ウィルスはまさに四角い顎をしています。

思わず私は笑ってしまいました。ブルース・ウィルスが何だか可哀想だと。

監督は「シックスセンス」で一躍有名になったシャマラン監督です。

彼の作品は最後のどんでん返しが特徴なのですが、この作品はそれよりも最後までの過程が重要です。

人は、自分が普通だと思っている能力でも、人からみたらそれが才能だと気がつかされることがあります。

身近な所で言えば、身体が丈夫というのも才能ですし、趣味があるというのも才能です。

ダンは彼自身ヒーローの才能を持っていることを中年になるまで知りませんでした。

これには、救われる中高年のかたもいるのではないでしょうか?

今まで平凡で何の取り柄もない自分には、実は才能があった。

それに気がつくのは年齢ではないということです。60、70歳からでも才能に気がつく人もいるでしょう。

若い人は希望や夢があるかもしれませんが、中高年になってくると、夢より現実が待っています。

この映画は、現実に生きるのに精いっぱいな人にも実は何かしらの才能があるのだと教えてくれる。

そんな希望を持たせてくれる映画だと思ってみたらまた楽しさが増すはずです。

光と影と伏線

オープニングのシーンでイライジャが誕生をします。生まれたばかりのこの赤ん坊は骨折をしていました。

胎内にいたときすでに骨折をしていたのだと医師はいいます。骨形成不全症という難病です。

イライジャのこの誕生のシーンは「悪」の誕生を表しています。

この映画のテーマは「ヒーロー」の誕生ですから、その対極にある「悪」の誕生を見せているのです。

ダンが列車の窓際の席に座り、若い女性が座る時にさりげなく結婚指輪を外すシーンがあります。

ダンは口説こうとするのですが、失敗に終わると結婚指輪をつけます。

このシーンは全て前列の子供の視点から描かれています。

これはどういうことかというと、ダンの子供のジョセフは、両親の仲が良くないことを感じています。

それを、このシーンはジョセフの視点という意味で描いているわけです。

そしてここでダンは女性に水が怖いと言います。ここで既にダンの唯一の弱点を暴露しています。

ダンが列車事故に遭って一人だけ生き残り治療室からロビーに出てきます。

病院内で待っていた奥さん(オードリー)とジョセフと会います。

ジョセフはダンを抱きしめるのですが、オードリーは複雑な表情をしています。

ジョセフが二人の手を繋ぐようにしますが、二人はその手をすぐに離します。

家の中も薄暗く、夫婦は別々に寝ています。ここで夫婦関係が上手くいっていないことがわかります。

この家の暗さもラストの伏線になっています。これは後述します。

能力の意味

少年時代のイライジャは外に出る度に骨折をしているので、外に出たくないと言い出しました。

そんなイライジャに母親は外に出るごとに一冊のマンガをあげると言います。

「このお話、ラストで驚くそうよ」

母親はこの映画のことを言っています。これは監督のジョーク、遊び心です。

ダンはイライジャと会ってから自分の日常が変わって行きます。

今まで、自分が普通だとおもっていた能力が特殊だと気がついて行くのです。

超人的な身体と、サイコメトリー(身体が触れることで過去が見られる)が普通ではないということを。

イライジャも執拗にダンを追いかけまわして彼がヒーローなのだと確信します。

ダンも自分が超人であることを段々と認めていきます。

ダンが職場で麻薬の密売人を疑う人物がいますが、彼はシャマラン監督です。

自分の作品には必ずと言っていいほどチョイ役で出演します。

ダンとオードリーがレストランで食事をする場面でオードリーがダンに聞きます。

「一番最初に結婚が続かないと思ったのは?」

それにダンはこう答えます。「悪い夢をみた。安心させてほしいのに、君を起こさなかった」

この台詞も最後の伏線になります。

ダンはフットボールのスター選手でしたが、オードリーと乗った車の事故で大けがをしたというのは嘘です。

選手生命を絶たれたというのも嘘です。彼はどこも怪我をしていませんでした。

ダンはオードリーと結婚をしたかったのです。その事実をダンはイライジャに打ち明けます。

「僕は何をすれば?」「人がいる所へ行け、そして救うのだ」イライジャが答えます。

そして、ダンはヒーローとなるべく、未成年を監禁している犯人の男の元へ子供たちを救いに行きます。

ダンが未成年を監禁している男を倒したその日にダンとオードリーは一緒に寝ます。

「悪い夢をみたんだ」ダンが言います。

「もう大丈夫よ」オードリーが言います。これがレストランの伏線の回収です。

夫婦の関係の修復を感じさせるシーンです。

翌日、ジョセフが起きてくると、仲睦まじい夫婦の姿があります。暗かった家の中も明るくなりました。

ダンはジョセフに新聞を見せます。正体不明のヒーローが子供たち二人を救うと書かれています。

ヒーローの誕生です。

 

『アンブレイカブル』のラスト 結末の意味

ラストシーン・結末

ラストシーンでダンとイライジャは握手を交わします。そこでダンはイライジャの過去を知ります。

イライジャは自身が求めるヒーローを見つけるために、あらゆる事件を起こしていた犯人でした。

ダンは警察に通報し、イライジャは捕まり、精神病院に送られて物語は終わります。

【映画の豆知識】

豆知識

映画の豆知識について

この映画は続編として「スプリット」「ミスター・ガラス」と三部作になっています。

ミスター・ガラスには、アンプレイカブルのデヴィッド・ダンとイライジャ・プライスが出演しています。

アンブレイカブルは直訳で「破断しにくいもの」。

当映画が好きな方へのおすすめ

スプリット」M・ナイト・シャラマン監督
「ミスター・ガラス」M・ナイト・シャラマン監督

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