サスペンス/スリラー

映画『マシ二スト』のあらすじとネタバレ考察【動画フル無料視聴】

この映画はこんな人におすすめ

1年間眠れない男の潜在意識が起こすミステリー。ラストのどんでん返しが好きな方におススメの映画です。  

『マシニスト』の作品情報(監督・キャスト・あらすじ)

映画のキャスト

日本の公開日2005年2月12日
監督ブラッド・アンダーソン
脚本スコット・コーサー
キャストクリスチャン・ベイル
ジェニファー・ジェイソン・リー
アイタナ・サンチェス=ギヨン
ジョン・シャリアン
マイケル・アイアンサイド
ローレンス・ギリアード・Jr
レグ・E・キャシー
アンナ・マッセイ
モリー・マルコム
音楽ロケ・バニョス

あらすじ

ストーリー    

「眠れない」

機械工のトレバーは1年もの間眠っていません。

原因不明の不眠症で食べ物も満足に摂ることが出来ずに、外見はまるで骸骨の様に骨と皮だけです。

記憶も忘れっぽくなっていて、買う物や必要なことがあると、メモを書いて冷蔵庫に貼っています。

それでも仕事に行く彼ですが、それを心配する職場仲間たちとの付き合いも悪くなっていきます。

彼は、空港のウェイトレスのマリアと会話をし、娼婦のスティービーとの関係を日課のようにしています。

いつものように冷蔵庫のメモを見ると、そこには彼が書いていないメモが。

そこから、彼の日常が変わり始めて、自分が何故不眠症なのか、次第に明らかになって行くのです。

「この映画のここが面白い!」(ネタバレなし)

ユニークポイント

映画の主人公のように24時間365日。あなたは一睡も睡眠をとることが出来なかったら、あなたはどうしますか?

どうしてそうなったか、そして、どうなるのか。知りたいと思いませんか?

主人公トレバー役のクリスチャン・ベールがとにかく素晴らしい。その一言につきます。

この映画は彼の為にある。彼のお蔭で成り立つと言っても決して過言ではありません。

彼の役作りがとにかく半端じゃない

不眠症であるトレバーの外見は骨と皮だけです。そこまでする彼の役作りは非常に高いプロ意識を感じさせます。

外見だけではなく、段々と、被害妄想と狂気に陥っていく鬼気迫る演技も圧巻です。

ラストで不眠症に陥る前の彼の姿が映し出されますが、同一人物か?と疑うほどの外見の変化です。

どうして、彼がアカデミー賞を受賞するどころか、ノミネートにすらされなかったのか不思議なほどです。

彼を観るだけでもこの映画には価値があります。

名女優のジェニファー・ジェイソン・リー

娼婦役に名女優のジェニファー・ジェイソン・リーが演じているのも贅沢ものです。

彼女は、あらゆる女優賞を獲ってきた名実ともに認められた女優です。

映画はどこからどこまでが現実で妄想なのか、伏線が散りばめられています。

ラストには伏線が上手く回収されていて、納得できる終わり方になっています。

ネタバレ解説&考察

映画の解説

「Are you OK?」

平凡な機械工の人間が、一年間寝ていないという極度の不眠症に苦しめられて、それでも仕事に行く。

全体的に主人公の不眠症という不安を、観客にも不安にさせるように映像として見せる演出は見事です。

トレラーがよく手を洗いますが、これは無意識の内に自分が罪を犯していることを示唆しています。

手を洗うことでその罪を洗おうとしているのです。

トレラーが自分の部屋で読む本にドストエフスキーの「白痴」があります。

映画内に出てくる本という小道具は、映画内容や人物をその本だけで表します。この意味は後述します。

アイバンというトレラーにしか見えない同僚に気をとられて、他の同僚の指を切断させてしまいます。

そこから、トレラーのアイバンという人間への被害妄想が膨らんで行きます。

じわじわと妄想が狂気に変貌していく、その演出の仕方と演技が観ているほうもラストまで引きつけられます。

機械工であるトレラーが乗っている車が何故トラックなのかと、乗車シーンが多いのも伏線があります。

アイバンという存在はトレバーの罪の意識とも解釈出来ますが、私は違う解釈をしています。

マリアとニコラスにも同様な解釈が出来ます。

何故、マリアに毎日のように会いに行くのか、ニコラスが遊園地に行った時にとった行動にも意味があります。

そして、トレラーがアイバンを追う本当の意味はなんなのか?それにも理由があります。

善人の侯爵と悪人の侯爵

トレラーが読むドストエフスキーの「白痴」の内容はというと、白痴である善人の侯爵が主人公です。

白痴で善人の侯爵は悪人の侯爵と同じ女性を愛し、悪人の侯爵は最終的にその女性を殺してしまいます。

ここにトレラー自身の過去と現在、そして、映画の内容が全て詰まっています。

白痴で善人の侯爵は、今のトレラーです。

白痴の意味は、トレラーが交通事故を起こした記憶がないということです。

悪人の侯爵も交通事故で人を殺したトレラーです。

トレラーの車が何故トラックなのか、罪を背負っているからです。荷台に見えない罪を背負っているのです。

乗車しているシーンが多いのはトレラーが交通事故を起こしても車に乗り続けている、という皮肉です。

この映画の重要人物である、アイバンとは一体何だったのか?それが一番の謎ではないでしょうか?

空想の中の人物

答えは簡単です。アイバンはトレバー自身です。

トレバーの贖罪(しょくざい)をしたいという人格です。

トレバーはアイバンが原因で自分の日常がおかしくなったと追いかけますが、私は違う解釈をします。

トレバーは贖罪をしたいためにアイバンを追いかけていたのです。

トレバーがアイバンを探そうと、自ら交通事故に遭うのは贖罪をしたい気持ちがあるからです。

アイバンの指が変形しているのは、同僚を自分のミスで切断させてしまったそのものです。

アイバンを殺しても死なないというのは、自分の犯した罪は消えないことを表しています。

マリアとニコラスもトレバーが贖罪をしたいがために無意識の内に作られた人格です。

その為に、トレラーは毎日の様にマリアに会いに行くのです。

トレバーがマリアとその息子のニコラスと遊園地に行くシーンがあります。

そこは不気味でおぞましい空間です。あちこちに殺戮(さつりく)があって、溢れる死体を見せつけられます。

首を吊った人形の横には「有罪」と書かれています。トレラーのことです。

途中で、天国と地獄か行くルートがありますが、ニコラスは、トレラーの話を聞かずに地獄を選択します。

ニコラスはトレラーを赦しはしなかったのです。

この選択で、ニコラスは死んでしまったと解釈出来ます。

赤い車が頻繁に登場するのもそうです。赤は血を表します。

トレラーはここから現実を思い出し始めます。マリアもニコラスも架空の人物だとわかります。

『マシニスト』のラスト 結末の意味

ラストシーン・結末

1年前にニコラスを車で轢き、そこに駆け付けるマリアを見てトレラーは逃げ出します。

1年もの間、不眠症だった原因はトレラーが轢き逃げをして罪に苛まれていたからです。

被害妄想に陥った人間が実は加害者だった。

そんな悲しいラストですが、刑務所に入れられた窓の外にアイバンがいます。笑顔で手を上げています。

その姿を確認してトレバーは、捕まったことで安心したように眠りにつくことができたのです。

【映画の豆知識】

豆知識

映画の豆知識について

クリスチャン・ベールはこの作品の役作りのために4カ月で30キロ近くも体重を落としました。

更に驚くべきことはその後のことです。

この映画の撮影の4か月後に、彼は、「バットマン・ビキンズ」の撮影を控えていました。

彼はまた4カ月の間に体重を増量して、筋骨隆々の身体に仕上げています。

あのシーンの意味

トレバーがニコラスと乗るアトラクション名はルート666とあります。

これは旧約聖書の黙示碌に書かれてある悪魔の数字です。

そして、その中には汚れた3つの魂が出てきたとあります。

アイバンとマリアとニコラスの3人のことです。

トレバー(悪魔)が3人の人格を作り出したと解釈出来ます。

当映画が好きな方へのおススメ

「メメント」  クリストファー・ノーラン監督

「ファーゴ」  イーサン・コーエン ジョエル・コーエン監督

「ユージュアル・サスペクツ」 ブライアン・シンガー監督

 

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