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ミステリー

映画『ユージュアルサスペクツ』のあらすじとネタバレ考察【動画フル無料視聴】

この映画はこんな人におすすめ

嬉しくなったり、切なくなったり、悲しくなったりと様々ですが、めいいっぱい驚きたい人  

『ユージュアルサスペクツ』の作品情報(監督・キャスト・あらすじ)

映画のキャスト

日本の公開日1996年4月13日
監督ブライアン・シンガー
脚本クリストファー・マッカリ-
キャストケヴィン・スペイシー
ガブリエル・バーン
スティーヴン・ボールドウィン
ベニチオ・デル・トロ
ケヴィン・ポラック
チャズ・パルミンテリ
ピート・ポスルスウェイト
スージー・エイミス
音楽ジョン・オットマン

あらすじ

ストーリー    

船の上で男が一人追い詰められ、追っていた謎の男によって撃たれる場面から、この映画は始まります。

船は爆破し、はたしてさっきの男はどうなったのか、生きているのか死んでしまったのかすら視聴者にはわかりません。

爆破後、船からは現金と麻薬、そして組織や犯罪者たち大勢の死体が警察によって見つけられます。かろうじて生き残った一人の詐欺師が、警察の尋問によってことの顛末を供述させられます。

その告白の始まりこそが、この映画の始まりでもあるのです。

ある事件で拘置所に集められた五人の容疑者たち。

これをきっかけにして彼らは結束し、宝石の輸送車を襲撃します。成り行き上、次の仕事も引き受けてしまうのですが、これが失敗に終わり、そのことによって組織の言うことを聞かざるを得ない状況に。

組織の裏にいるのは、カイザー・ソゼという伝説のギャング。

敵対する組織の船を爆破することを命令された五人は決死の覚悟で船へと向かっていきます。

しかし船で待っていたのは…。事件の顛末は?ソゼの正体は?

「この映画のここが面白い!」(ネタバレなし)

ユニークポイント

どんでん返しが待っている映画というと、必ずこの映画が挙げられるほど、だまされる映画の代表的作品の一つです。

この手の映画は、予備知識があると、どうしても構えて見てしまいます。そして自分なりに想像しながら鑑賞します。

「あいつが怪しい」「今の態度何かおかしい」とか。裏を読もうとして、「いや、どんでん返しなんだから、それはない。

実はこうなんじゃないか」と、またその裏をかいたりして。

一番の謎は、伝説のギャングカイザー・ソゼの正体なのですが、登場人物がすべてそれぞれ癖のある人物ばかりなので、どいつもこいつも怪しく見えてきて、もうどいつがソゼであっても許す!という状態になったりして。

ソゼの正体は結果的に判明するのですが、実は驚くべきはその部分だけではないのです。

ラスト「えっ?」「はっ?」と固まってしまうこと必至。とにかくみごとにどんでん返されたい人、必見のサスペンスです。

ネタバレ解説&考察

映画の解説

どんでん返し映画というのは、つまり“意外性”がすべてですが、だいたいにおいて「犯人は誰か」というところに焦点がいきます。

この映画の場合「カイザー・ホゼの正体は誰か」ということに意識が向きますが、驚くべき点は、正体どころかそれを超えたところに用意されてあったということですね。

 

『ユージュアルサスペクツ』のラスト 結末の意味

ラストシーン・結末

警察がヴァ―ヴァルの仕掛けたトリックに気が付き唖然とする顔は、まさに私たちの顔そのもの。どんでん返し映画に付きものである「実はこいつが怪しいんじゃないの」という予想を遥かに上回る裏切りは驚愕に値します。

誰もが怪しい、いや実はやっぱりキートンだろう、キートンは絶対生きてる、なんてことを思いませんでしたか?

結局のところ、この話のどこまでが本当だったのか、実際ホゼの存在なんて嘘だったのか、それすらもわからないまま、ヴァ―ヴァルは私たちを置き去りにしたまま去っていきました。騙されたにも関わらず、なんとも言えない爽快感すら残して。

【映画の豆知識】

豆知識

映画の豆知識について

クリストファー・マッカリー(脚本)は本作でアカデミー脚本賞を受賞、ケヴィン・スペイシーはアカデミー助演男優賞を受賞しました。

警察署に容疑者5人が面通しで集められ、順番にセリフを言うシーンがあります。そこでフェンスター役のベニチオ・デル・トロが放屁したと言われています。

その為他4人がアドリブの笑いを見せています。監督はこのシーンをシリアスに取る予定だったので、テイクは12回に及びましたが、結局使われたのは4人が笑ったNGシーンだったそうです。

当映画が好きな方へのおすすめ

ユージュアルサスペクツのように、騙される快感を味わいたい方へおすすめです。

「ピエロがお前を嘲笑う」
ネットだのハッカーだの、苦手な人には頭がこんがらがりそうなストーリーですが、主人公の青年がちょっとしたことからハッカーの世界にはまり込んでしまい、現実のとんでもない殺人事件に巻き込まれてしまう物語はとても現実的。“してやったり感”が半端ないラストに思わず苦笑いしてしまいます。

「猿の惑星」
かなり古い映画ですが、どんでん返しの基本ともいえる名作です。近未来、猿に支配された星に不時着してしまった主人公が、星を逃げ出すまでの展開と、猿のキャラクターも魅力的な映画です。しかしやはり何といっても驚愕のラスト。まさに映画史上に残る名場面です。

「シックス・センス」
このラストだけは絶対に見ていない人には秘密にしなければいけない映画。ついうっかり口をすべらせたらもう終わりです。その人のすばらしい映画体験を奪ってしまうことに。霊を見てしまう体質に苦しむ少年と、カウンセラーの医師との交流を通して、少年が成長していく物語ですが…最後まで見たら絶対最初からもう一回見たくなる映画です。

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